相手に近づいて話す人はどんな心理を抱いている?

こんにちは。コミュテラスの西垣です。
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今日は「近づいて話す人の心理」について
お話ししてみようと思います。

誰かと話をしていて、
「相手との距離が近いな」と
感じることってありませんか?

親しい相手なら気にならない距離でも
そうでない相手に近くに寄られると、
違和感を感じたりすることがありますよね。

通常、人と人との距離感は
お互いの関係性などから
自ずと適切な距離が保たれるものですが、

思っていたよりも相手に近づかれると
気持ちが落ち着かなくなりますし、

その相手に対して
どのように接したら良いのか分からず、
困惑してしまったりすると思います。

そこで、このページでは

相手に近づいて話す人は
どのような心理を抱いているのか?

そして、

相手がそのようなしぐさをしてきた時には
どのように接するのが適切なのか?

について考えてみようと思います。

一緒に見ていきましょう。

相手に近づくのはどんな心理の表れか?

行動心理学の研究によると、

相手に近づくしぐさは、
その人に対して行為を抱いている表れと
されています。

心の距離の測り方」のページで
詳しく紹介していますが、

人間には、好きなものに近づこうとし、
嫌いなものからは距離を置こうとする習性が
あります。

たとえば、喫茶店などで
男女がテーブルを挟んで座っている場合、

仲の良いカップルは、
お互いがテーブル越しに引き寄せ合うように
体を近づけて話をしますが、

どちらか一方だけが
相手に好意を寄せている場合は、

片方がテーブルの上に腕を乗せて
身を乗り出すように前のめりになって
話をするのに対し、

もう片方は手を膝の上に乗せ、
背中を反らすように椅子の背もたれに付けて
相手から距離を保とうとします。

また、バーのカウンターなどでも、
お互いに親密なカップルは
身を寄せ合うようにくっついて座りますが、

たとえば、男性は好意を寄せているものの、
女性はそうでもないという場合は、

男性は女性の方に体を向けたり、
上半身を傾けたりして
できるだけ女性に近づこうとしますが、

一方の女性の方は
男性に体を近づけようとしないばかりか、

男性が自分の方に近寄ってきている分、
相手との距離を保とうとして、
上半身を心持ち反対側に傾けたりします。

こういう姿勢は無意識に出てしまうので、
当事者の二人は
あまり気づいていなかったりしますが、

傍から客観的に見ると
二人の関係性がよく分かる構図ですよね。

この二人の距離感には
「パーソナルスペース」が影響しています。

パーソナルスペースとは、
他者が自分に近づくことを許せる
限界の範囲のことで、

他人がこの範囲よりも内側に入ってくると、
人は不快に感じます。

パーソナルスペースの感じ方には
もちろん個人差がありますが、

一般に接する相手との親密度によって、
段階的にその広さの範囲が変わってきます。

たとえば、手を伸ばさなくても
相手にキスやハグなどボディタッチができる
「密着距離(0cm~45cm)」には、

家族や恋人など、
非常に親密な人だけが入ることが許され、
それ以外の人がこの距離に入ってくると
不快に感じます。

次に、お互いに手を伸ばせば相手に届く
「個体距離(45cm~120cm)」になると、

友人など親しい関係の人であれば、
この範囲に入ってきても大丈夫ですが、

あまりよく知らない人や
さほど親しい関係でない人が
この範囲内に入ってくると不快に感じます。

そして、お互いの声は十分に届くが、
手を伸ばしても相手に触れることができない
「社会距離(120cm~360cm)」は、

公式な面談や商談など
大きな机越しの面会の場で取られる距離で、

初対面やよく知らない相手との会話でも、
安心感を感じられる距離とされています。

このように、人のパーソナルスペースは、
相手との関係性や親密度によって
その範囲の境界が変わってきますので、

自分が相手と親しい関係だと思っていたり、
親密な関係になりたいと思っていると、
距離を縮めて近づこうとしますし、

反対に、相手のことが好きでなかったり、
苦手で関わりたくない思っていたりすると、
距離を置いて離れようとします。

ですので、相手がずいぶんと
自分に近寄って話しかけてくると感じたり、

最近やたらと近くの席に座ってくることが
多いなと感じるような場合には、

相手はあなたが思っている以上に
親しい関係にあると思っていたり、

あなたに対して好意を持っていて
「お近づきになりたい」と思っている
可能性が高いと言えます。

【どのように接したら良いか?】

相手が自分に近づいてくる場合には、
あなたに対して親しみを感じていたり、
好意を持っている可能性がとても高いです。

ですが、一口に「好意」と言っても、
いろんな種類があります。

相手が異性だとしても、
気心の知れた仲の良い友人として
好意を抱いてという場合もありますし、

恋愛対象として好意を持っているという
場合もあります。

同じ「好意」でも
友人関係のそれと、恋愛関係のそれとでは
だいぶ意味合いが違ってきますし、

それに応じて
相手への対応の仕方も変わってきますから、

相手が自分に対して
恋愛感情を抱いているのかどうかは
ちゃんと見極めておきたいところですよね。

こういう場合には、
相手が「自己開示」をしているかどうかが
恋愛感情の有無を見分ける
一つの判断材料となります。

自己開示とは、
自分自身に関するプライベートな情報を
相手に話すことを指す言葉で、

「僕は〇〇出身なんですよ」とか
「俺は普段△△をしてるんだよね」のように

「僕」「俺」などの一人称を多用して、
自分の生い立ちや趣味などの情報を
積極的に相手に伝えようとする行為のことを
言います。

このように、会話の中で
一人称を多用ながら自己開示をするのは、

「相手に自分のことを知ってもらいたい」
「自分をアピールしたい」
という気持ちの表れで、

恋愛感情を抱いている人が
よくしがちな典型的な行動です。

ですので、相手が自分に近づいてきて、
なおかつ話の内容が
自己開示が多いというような時は、

その相手はあなたに対して
恋愛感情を抱いている可能性が非常に高いと
判断することができます。

したがって、この場合、
もしあなたの方もその相手に対して
好感を抱いているのであれば、

そのままの近い距離で、
相手の話に相槌を打ったりしながら
安心して話を聴いていると良いでしょう。

そうすれば、
相手の好意とあなたの好意が調和しあって、
豊かな関係が築けるはずです。

しかし、もしあなたがその相手に対して
好意を抱いていない場合は、

その相手との間に距離を置くようにした方が
良いと思われます。

この状況では、相手があなたに対して
恋愛感情を抱いている可能性が高いので、

そのままの近い距離の状態でいると、
相手は「あなたに受け入れられている」と
勘違いして、

あなたに対して、
さらに想いを募らせてしまうことに
なりかねません。

もしそうなってしまったら、
あなたが相手に好意を持っていない以上、
かなり面倒な状況になってしますよね。

もちろんこの時点で、
相手に対して「興味がありません」と
ハッキリと伝えてしまうのも手ですが、

相手から明確なアプローチが無い段階で
そんなことを言うのも変ですし、

そうすることで相手を傷つけてしまったり、
相手から逆恨みされたりと
さらに面倒な状況になりかねませんから、

やはりこのケースでは、
相手との間に何かモノを置いたりして
さりげなく距離を置くようにし、

会話もあまり相槌を打ったりせず、
さほど興味の無さそうなそぶりを見せるなど

相手があなたに抱いている恋愛感情を削いで
やんわりと関係を終わらせる方向に
誘導すると良いでしょう。

以上、相手に近づいて話す人の心理について
いろいろと考察してまいりました。

より良い人間関係を築くための
ご参考にしていただけたら幸いです。