こんにちは。コミュテラスの西垣です。
突然ですが、あなたは
自分から積極的に
人に話しかけるタイプでしょうか?
それとも、
話しかけられてから
人と話すことが多いでしょうか?
私はもともと後者のタイプで、
自分から人に話しかけるのが苦手でした。
もちろん、会社などで
相手に対して用件がある場合には
普通に話しかけられるのですが、
特にこれと言った用件がない場面で
自分から人に話しかけるのが苦手で、
相手が話しかけてきてくれたら話すという
受け身のスタンスでコミュニケーションを
取ることがほとんどでした。
ですが、人から話しかけられるのを
待っているだけだと
なかなか人脈が広がらないんですよね。
学生の頃はまだしも、
社会人になってからは特にそれを痛感し、
苦手を克服すべく努力してきました。
そこで、このページでは
「自分から話しかける方法」をテーマに
私自身の経験などを交えながら
いろいろと考えてみたいと思います。
一緒に見ていきましょう。
自分から話しかけるメリット
まず初めに、自分から話しかけることには
どんなメリットがあるのかについて
考えてみようと思います。
コミュニケーションの取り方は
人それぞれに様々なスタイルがあって、
「こうしなければならない」というような
決まりがあるわけではありませんが、
いろんな人と親しくなって
良好な人間関係を築いていくためには、
「言葉」によるコミュニケーションが
とても重要になります。
もちろん、すれ違いざまに会釈をしたり、
笑顔を見せたりするだけでも
相手に好印象を与えることはできますが、
深い関係を築くためには
やはり相手と言葉を交わすことが必要で
そのためには、自分から話しかけるか、
相手から話しかけられて
言葉を交わすかしかありません。
ただ、先ほども触れました通り、
相手から話しかけられたら話すという
受け身のスタンスだと
相手の方から話しかけてくれない限りは
何も始まらないわけですから、
誰かと仲良くなりたいと思っても
向こうから話しかけてくれるのを
ただ待っていることしかできません。
つまり、自分の意思では
相手との距離や関係をコントロールできず、
常に他人まかせのコミュニケーションしか
できないことになってしまうのです。
ですので、多くの人と信頼関係を築いたり
人脈を広げていったりするには
自分から相手に話しかける姿勢が不可欠で、
それが自分の方から話しかけることの
最も大きなメリットと言えます。
なぜ自分から話しかけられない?
しかし、そうは言っても、
かつての私のように
自分から話しかけるのが苦手という方は
結構いらっしゃると思います。
たまに自分から話しかけてみようかなと
思うことがあっても
いざ相手に声をかけようとすると、
「今、話しかけて大丈夫かな?」
「そっけない態度を取られたらどうしよう」
「迷惑だと思われたらどうしよう」
「何を喋ったら良いかな?」
「上手く話せなかったらどうしよう」
「話しかけて会話が途切れたらどうしよう」
などと、いろいろと不安な気持ちになって
躊躇してしまったりしますよね。
つまり、不安な感情が
ブレーキをかけてしまうわけです。
ですが、人に話しかけることは
そんなに不安を感じなければならないほど
堅苦しく考えることではありません。
もっと気軽にすれば良いことなのに
真面目に堅苦しく考え過ぎて
自らハードルを上げてしまっているのです。
上記の不安な感情は
大きく以下の2つに分けられます。
- 相手にどう思われるか?
- 自分が上手く話せるか?
たしかに相手の気持ちを考えることは
コミュニケーションを取る上で
とても大切なことです。
たとえば、相手が忙しそうにしていたら
「今は話しかけるのをやめておこう」と
考えるのは当然のことです。
しかし、そういった明らかに
相手に迷惑がかかる状況でなければ、
必要以上に「相手にどう思われるか?」と
気にする必要はありません。
とりあえず軽く声をかけてみて
もし相手の反応が鈍ければ
それ以上話さなければ良いだけです。
せっかく勇気を出して話しかけたのに
相手の反応がそっけなかったら
悲しい気持ちになるかもしれませんが、
とりあえず最初は様子見として
大して意味のない軽い挨拶の言葉を
一言かけるだけにしておけば
仮に相手の反応が芳しくなかったとしても
さほど傷つくこともありません。
また、「上手く話せるか?」と
気にする必要もありません。
なぜかと言うと、
そもそも上手く話す必要がないからです。
話しかけるのは
自分と相手との間にある「壁」を
取り払うのが目的なので、
まずは一言でも声をかけることができれば
それで十分です。
何も言葉を交わさなければ
単なる顔見知りで終わってしまいますが、
一言の挨拶でも言葉を交わすことで
相手に自分の印象に残し、
心理的な距離を縮めることができます。
そうすれば、次回は向こうから
声をかけてくれる可能性も出てきます。
ですので、自分から
話しかけられるようになるためには
あまり堅苦しく考えず、
とにかく相手に一言でも声をかけたら
それでOKという
気軽なスタンスで臨むことが大切です。
自分から話しかけるコツ
では最後に、
自分から話しかけるコツや練習方法を
いくつかご紹介したいと思います。
声を掛けることに慣れる
まずは人に声をかけることに
慣れることが大切です。
そのために、毎日一人でも良いので
知らない人に声をかける練習をしましょう。
と言っても、さすがに
いきなり何の関係もない人に話しかけるのは
ハードルが高いですから、
たとえば、ランチを食べて会計の際に
「ごちそうさまでした」と声をかけたり、
エレベーターでボタン操作をしてくれた人に
「ありがとうございます」と
お礼を言ったりと、
自分にとって自然で
無理なくできそうなシチュエーションから
始めてみるのがおすすめです。
目的はあくまで
声を掛けることに慣れることですので、
相手と仲良くなろうとする必要は
ありません。
たった一言挨拶するだけでも良いので
知らない人に話しかける
トレーニングをしてみてください。
もう一言プラスする
声掛けが上手くできるようになったら
もう一言プラスして話しかけてみましょう。
たとえば、朝だったら
「おはようございます」の挨拶の後に
「今日も寒いですね」などと
一言プラスして話すようにします。
すると、
「今夜は雪が降るみたいですよ」などと
会話が続いたりする可能性もあります。
このトレーニングは
知らない人が相手でなくても構いませんが、
さほど面識がなく
今まであまり話したことがない人を相手に
練習した方が効果的です。
上記のような天気の話題は定番ですが、
お互いに共通する話題を見つけて
話しかけてみてください。
相手に質問をする
相手に質問をするのは
自分から話しかける際に有効な方法です。
たとえば職場の同僚に
「〇〇さん、夏休みいつ取るんですか?」
などと質問すれば、
海外旅行に行くとか、実家に帰省するとか
会話が広がっていく可能性があります。
あるいは、先輩社員に
「〇〇さん、先日△△社に営業に行ったら
こんなクレームを受けたんですけど、
どうしたらよいですか?」などと聞けば、
人は誰から頼りにされると
承認欲求が満たされて快感情を抱く性質が
ありますから
大抵の人は快く教えてくれて
互いの心理的距離を縮めることができます。
また、質問することの利点は
それによって相手が話をしてくれる点です。
相手が話をしてくれれば
その人のことをいろいろと知ることができて
会話を膨らませられるかもしれませんし、
しかも、相手が喋っている間は
自分は話をしなくて済むので
「面白い話をしなければ」などと
プレッシャーを感じる必要がなく
気持ちに余裕を持って会話ができます。
コミュニケーションの基本は
聞き上手になることで、
自分の話ばかりする人は嫌がられますから
そういった点からも、
相手に質問して話しかけるのは
極めて効果的な方法だと言えると思います。
以上、自分から話しかける方法をテーマに
いろいろと考察してまいりました。
より素敵な人間関係を築いていくための
ご参考になれば幸いです。