
こんにちは。人事歴20年の心理カウンセラー、あおいです。
真面目に仕事をして褒められただけなのに「上へのアピールが上手いよね」と言われたり、定時で帰ろうとすると「仕事がラクでいいね」とチクリと言われたり……。いつも嫌味ばかり言ってくる人が職場にいると、毎日ウンザリしてしまいますよね。
なるべく気にしないようにしていても、理不尽な言葉には傷つきますし、「何か言い返したい!」と思っても咄嗟には上手く言葉が出ず、いつも我慢して悔しい思いをしている方はとても多いです。
わざわざ不快な言葉を投げてくるのは、あなたの仕事ぶりや人間性に問題があるからではありません。実は、相手自身の心の中にある「強い劣等感やストレス」が根本的な原因なのです。
そこで今回は、職場で嫌味を言われた時に、相手を上手にかわして心を守る「3つの大人の返し方」について分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、嫌味を言ってくる人の心理が手に取るように分かり、理不尽な言葉に振り回されずに自分を守る術が身につきますよ。
※本記事の内容はYouTube動画でも解説しています。
音声で学びたい方は動画を、テキストで読みたい方はそのまま下へスクロールしてください。
▼ 無料プレゼントのお知らせ ▼
はじめに:嫌味を言う人の「引き下げの心理」
なぜ、忙しいはずの職場で、わざわざ言わなくてもいい嫌味を言ってくるのでしょうか。
実は、他人に嫌味や皮肉を言う人のほとんどは、自分に自信がなく、不安やコンプレックスに苛まれています。自分の現状に不満があるものの、それを自らの努力で変えようとせず、現実から目を背けているのです。
そして、その不安から逃れるために、他人の価値を落として、相対的に自分の方が上にいると感じて安心しようとします。これを心理学では「引き下げの心理」と呼びます。
彼らは、嫌味を言った時にあなたが傷ついて落ち込んだり、ムッとして怒ったりする反応を見て、「自分のほうが優位に立てた」とストレスを発散しています。つまり、あなたが嫌味に動揺してツラそうな顔をすることは、まさに相手の思うつぼなのです。
ここで大切なのは、嫌味を言われても一切動じず、相手が求めている反応をしないことです。
職場で嫌味を言われた時の3つの返し方
① 「そうなんですよ」と肯定して、ただ認めてしまう
よく「それがどうかしましたか?」と言い返す方法が推奨されますが、少しトゲがあって実際に面と向かって言うのはハードルが高いですよね。
そこでおすすめなのが、相手の言葉を「そうなんですよ」と平然と認めてしまうことです。
例えば「そんなこともできないの?」と言われたら、普段通りの口調で「ええ、そうなんですよ」と返すだけ。説明や弁解は一切不要です。
あなたが落ち込んだり怒ったりしないため、相手は肩透かしを食らい、嫌味を言う張り合いをなくして次第に去っていきます。
② 「え、どうしてそう思ったんですか?」と単純に聞き返す
嫌味を言う人は、自分の劣等感やストレス解消の目的を隠しているため、嫌味の意味を真っ直ぐ聞かれると困ってしまいます。
そこで、「ヒマそうでいいね」と言われたら、「え、なんでそう思ったんですか?」と、純粋にワケを知りたそうに聞き返してみてください。
「嫌味を嫌味として受け取らない、ちょっと天然な人」を演じることで、相手は言葉に詰まり、逃げ出すしかなくなります。
③ 「ありがとうございます」とポジティブに反応する
最もおすすめで使い勝手が良いのが、「ありがとうございます」と笑顔で受け流す方法です。
例えば「えっ、もう帰るの?」と言われたら、シンプルに「ハイ。ありがとうございます」と笑顔で言って颯爽と退社してしまいましょう。あえて鈍感なふりをしてポジティブな言葉だけを返すと、周囲の目もあるため相手はそれ以上攻撃しづらくなります。
さらに応用編として、「ご指摘ありがとうございます。どうしたら上手くいきますかね?」とあえて相手にアドバイスを求めてみるのも効果的です。承認欲求の強い相手は、頼りにされることで機嫌が良くなり、敵から味方に変わってくれることもあります。
補足:無理をしてまで相手と仲良くならなくていい
最後にご紹介した「アドバイスを求める」方法は、あくまで応用編のテクニックです。
もし、「そんな嫌な人のご機嫌をとってまで関係を良くしたくない」「笑顔でポジティブに返すなんて今はとても無理」と感じるなら、もちろん実践する必要はありません。
会社は仕事をする場所ですから、無理をして嫌な人と仲良くする必要はなく、心の距離を取ることが一番の防衛策です。
あなたがご自身の心を守り、少しでも職場でラクに過ごせる方法を、あなたのペースで選んでくださいね。あなたは十分に頑張っていますから、どうかこれ以上、自分を責めないでください。
まとめ
今回は、職場で嫌味を言われた時の対処法として、以下の3つを紹介しました。
- 「そうなんですよ」と肯定して、ただ認めてしまう
- 「え、どうしてそう思ったんですか?」と単純に聞き返す
- 「ありがとうございます」とポジティブに反応する
他人の劣等感からくる不毛な攻撃に、あなたがまともに付き合ってあげる必要はありません。あなたの大切な心を守り抜くために、自分に合った返し方をぜひ明日から少しずつ実践してみてくださいね。


