男性脳・女性脳に合ったコミュニケーションを考察

こんにちは。コミュテラスの西垣です。

この記事を書いている西垣の略歴
  • 大手・中小・外資系企業で人事歴20年
  • 5つのコミュニケーション資格を所持
  • 現在はコーチ・コンサルタント業に従事

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今日は、
「男性脳と女性脳の違い」について
お話ししてみたいと思います。

あなたは、異性の家族や友達と話をしていて
「どうも話が噛み合わないな」と
思ったりしたことはありませんか?

あるいは、職場で、
異性の上司や同僚と意思疎通を図るのが
難しく感じたことはありませんか?

私は、転職をして
初めて女性の上司の下で仕事をすることに
なった時に、

彼女の話が要領を得ない長話に聞こえたり、
含み表現で伝えられる意図が理解できず
苦労した経験があります。

また、妻と子育てについて
前向きな話をしようとしていたのに、

話題があちこちに飛ぶのに苛立って、
つい言い争いになってしまったことも
ありました。

もちろん、同性でも
話が噛み合わない相手はいますし、

異性でもスムーズに
意思の疎通が図れる相手はいますから、

相手の性別によって
コミュニケーションの取りやすさが
決まるわけではありません。

ですが、もしあなたが普段の生活の中で、
異性とのコミュニケーションに
難しさを感じることが多いなら、

「男性脳」と「女性脳」の違いを学べば、
スムーズに意思の疎通が
図れるようになるかもしれません。

どういうことなのか
さっそく見ていきましょう。

「男性脳」と「女性脳」とは?

私たちの認知活動は脳が司っていますから、
他人と上手くコミュニケーションを取るには
脳の特性や働きを理解し、

相手の脳のタイプに合わせた
アプローチをすることが効果的です。

「感覚タイプに合わせた話し方」のページで
VAKタイプについてお話しましたが、

このVAKタイプも、その人の脳が、
五感のどの感覚によって情報処理を行うかを
基準にタイプ分けしたもので、

その人の「脳の特徴」に合わせて
伝わりやすい話し方を選ぶという話でした。

興味のある方は、ぜひそちらのページも
読んでみてくださいね。

そして、「脳の特徴」という点では、
男性と女性でも違いがあります。

男性と女性の脳の違いは
何百万年にわたる人類の進化の歴史によって
もたらされていると考えられています。

男性は、狩猟のために荒野を駆け巡り、
危険な目に遭いながら進化をしてきたため、

「問題解決力」や「危機対応力」に
優れているのに対し、

女性は、集落の中で仲間との和を重視し、
危険を避けるための情報を交換しながら
子孫を残してきたため、

「共感力」や「危機回避力」に
優れている人が多いとされています。

このように男性と女性では
脳の特徴に違いがあるわけですが、

MRI画像を見比べても、
男性と女性で脳の構造自体に
大きな違いがあるわけでは無いそうです。

では、何が違うのかというと、
男性と女性では
脳の使い方が大きく違っているのです。

男性は、右脳と左脳の連携を断ち、
それぞれの脳を究極の活性状態にして
思考するのに対し、

女性は、左右の脳を連携させて、
右脳と左脳で信号をやり取りしながら
思考します。

実際、女性は男性に比べて、
左右の脳を繋ぐ「脳梁」と呼ばれる
神経線維の束が太いとする論文があり、

このことからも、女性は男性よりも、
右脳と左脳を連携させながら
思考していると考えられています。

この男女の脳の使い方の違いは、
人と会話をする際に顕著に現れます。

人が会話をする際は、
言語や論理的思考を担当する左脳が
主に使われることになるわけですが、

女性は左脳だけでなく、
感情や直感、ひらめき・イメージを担当する
右脳も同時に働かせて会話します。

そのため、男性から見ると
女性の話は感情的でダラダラとした会話に
思えたり、

話題があちこちに飛ぶなど論理性に乏しく、
「ついていけないなぁ」と感じることが
多かったりするわけです。

もちろん、女性の話が
本当にダラダラとした無駄話なのかというと
そんなことはありません。

女性は右脳を働かせながら話をすることで、
感情によって過去の似たような記憶を
引き出す能力に長けています。

たとえば、ふと不安を感じた時に、

「以前に倒れた時と症状が似ているな。
救急車を呼んだ方が良いかな?」

などと、

過去の同じような不安な気持ちと一緒に
格納されている記憶を
脳から引っ張り出すことができます。

ですので、昨晩、会社の帰り道に
危険な目に遭って怖かったという話を
延々と話している女性がいて、

その話を聞いている男性が
ダラダラした無駄話だと感じたとしても、

それは当人にとっては無駄話ではなく、
怖かった体験を他人に話すことで
脳がその記憶を再体験し、

深い気づきを得ようとしているわけ
だったりするのです。

このように、男性と女性では
脳の使い方がまったく異なるため、

そのことを意識せずに両者が
コミュニケーションを取ってしまうと
お互いにストレスを感じることになります。

「この人ダメだなぁ。
どうでもいい話を延々とするばかりで、
建設的な話がまったくできない」

「この人ひどいなぁ。
相手に対する配慮や思いやりがないし、
人の話をまともに聞こうとする気がない」

話し相手の能力が劣って見えたり、
誠意や思いやりに欠けているように思えて
ストレスを感じてしまうのは、

相手が自分と同じ脳の使い方をしていると
思い込んでしまっているからです。

ですので、自分とは異なる
脳の使い方をする人がいることを理解して、
相手と会話をすることが大切です。

「男性脳」と「女性脳」の特徴

上記で見てきた通り、男性と女性では
脳の使い方に違いがあるわけですが、

その違いによって、男性脳と女性脳には
それぞれ以下のような特徴があります。

男性脳の特徴

男性脳タイプの人は、
最初に目標(ターゲット)を見定めて、

それを達成するために
意識を集中する脳の使い方をします。

獲物を狙うような物理的な空間であれ、
ビジネス案件のような概念的な空間であれ、

目標(ターゲット)を見定めるには
脳の空間認知の領域を使いますので、

男性脳タイプの人は、
空間認知力に優れているという特徴が
あります。

そして、目標(ターゲット)を見定め、
それを達成するための作業を
的確にこなしていくには、

その時に脳に展開している思考に
集中する必要があります。

たとえば、狩りで獲物を追っている時に
足元に落ちている木の実に
気を取られている暇は無いように、

目標(ターゲット)を定めたら
ターゲットと関係の無いことに
気を取られている暇はありませんよね。

そのため、男性脳タイプの人は、
同時に複数の作業をこなす
「マルチタスク」が苦手で、

基本的に目の前の一つの作業しかできない
「モノタスク」の傾向があります。

また、男性脳タイプの人は、
目標(ターゲット)を達成するために
合理的な考え方をしますので、

相手の気持ちを察したり、配慮したりせず、
その人の欠点を躊躇なく指摘して
正そうとする傾向があります。

したがって、女性脳タイプの人から見ると、
「相手の気持ちが分からない人」
「優しさに欠けている人」
思われてしまうことがあります。

女性脳の特徴

女性脳タイプの人は
感情によって記憶を呼び起こすことで
日常生活の中に潜む危険に気づき、

大事になる前に対処することを
得意としています。

感情によって記憶を思い出すことで
「そういえば、あの時…」とか、
「あれって、こういうことだったんだ」と、

最初の体験の時には気づけなかったことを
理解するという脳の使い方をします。

そして、女性脳タイプの人は、
他人の体験談に「共感する能力」に
長けています。

他人の体験談を聞いて共感する能力は、
人間関係が円滑になるという
メリットだけでなく、

相手が話す体験談に共感して
感情と一緒に記憶することで、

その人が危険な目に遭った体験談の情報が
取り出しやすくなり、

自分に同じような事態が起こった時に
危険を察知して避けたり、
上手く対処できるという利点があります。

このように女性脳タイプの人は、
相手に共感することによって
周囲の人々との人間関係を良好に保ちつつ、

日常に潜む危険から家族を守る能力に
優れています。

また、女性脳タイプの人は
複数の作業を同時に行う「マルチタスク」を
得意とする傾向があります。

テレビを見ながら洗濯物を畳んだりする
「ながら家事」や、

野菜を切りながら、鍋に火をかけ、
オーブンで肉を焼き、
その合間に使ったフライパンを洗ったりする

料理における一連の作業は、
女性脳タイプの人が得意とされています。

「男性脳」と「女性脳」の見分け方

このように、男性脳と女性脳には
それぞれ特徴があるわけですが、

上記の特徴をお読みなって、

「僕は男だけど、結構気を遣うタイプだよ」
「私は女だけど、マルチタスクが苦手」

などと、
自分の性別と脳のタイプが違っているように
感じた方もいらっしゃるかもしれません。

実は、男性の中にも、
女性的な脳の使い方をする
「女性脳タイプ」の人が結構いますし、

反対に、女性の中にも、
男性的な脳の使い方をする
「男性脳タイプ」の人が少なからずいます。

もちろん、基本的には、
男性には「男性脳」の人が多く、
女性には「女性脳」の人が多いですが、

男性の中にも女性脳の人は
約15%いると言われていますし、

女性の中にも男性脳の人は
約10%いるとされていて、

男性だから「男性脳」の持ち主、
女性だから「女性脳」の持ち主とは
限らないのです。

ですので、人と円滑なコミュニケーションを
取るためには、

まずは自分自身の脳のタイプが
男性脳なのか女性脳なのかを知った上で、

相手の脳のタイプを見極めて
それに合わせたやり方で
コミュニケーションを取る必要があります。

以下に、男性脳か女性脳かを
見分けるポイントを紹介します。

これらは絶対的な判断基準ではないので、
一つのポイントだけで判断して
決めつけてしまうのは禁物ですが、

それらを参考に、総合的に判断して、
あなた自身の脳や、相手の脳のタイプを
見極めてみてください。

人差し指と薬指の長さを比較する

イギリスの心理学者の
ジョン・マニング博士の研究によると、

人差し指と薬指の比率は、
胎児期に浴びた男性ホルモンの量によって
決まるそうです。

一般に男性は人差し指よりも薬指が長く、
女性は人差し指よりも薬指が短いのですが、

そうでない人も少なからずいて、
人差し指よりも薬指の方が短い男性は
女性的な考え方をする傾向があり、

人差し指よりも薬指の方が長い女性は
男性的な考え方をする傾向があることが
分かっています。

このことから、

人差し指より薬指が長い人=男性脳の持ち主
人差し指より薬指が短い人=女性脳の持ち主

と判断することができます。

方向音痴かどうかで判断する

男性は太古の昔から狩猟で
地の果てまで獲物を追いかけていき、

獲物を捕らえて、無事に元の場所に
戻って来られる者が生き残ってきたという
進化の歴史がありますから、

一般に男性は女性に比べて、
空間認識力や方向感覚に優れている傾向が
あります。

ですので、

方向感覚が良い人=男性脳の持ち主
方向音痴な人=女性脳の持ち主

と判断することができます

ちなみに、女性脳タイプの人は、

「駅を出て北に200mくらい歩くと…」などと
方角や数字を使っても説明されても
上手く理解することができず、

コンビニやファミレスなど、
目に見えるものを目印に説明された方が
理解しやすい傾向があります。

パソコンの画面を見て判断する

相手のパソコンの画面を見るだけでも、
その人が男性脳なのか女性脳なのか
大体の見当をつけることができます。

先ほど説明しました通り、
男性脳は「モノタスク型」なのに対し、
女性脳は「マルチタスク型」という
特徴があります。

つまり、女性脳タイプの人は
複数の作業を同時に進められるので、

パソコンの作業においても
複数のソフトを同時に立ち上げていたり、
多くのファイルを開いていたりします。

それに対して男性脳タイプの人は、
基本的に一度にひとつのことしかできず、

たくさんのウィンドウが開いていると
集中できなくなってしまいますから、

その時の作業に必要なソフトや
ファイルだけを開いて作業をする傾向が
あります。

ですので、相手のパソコンを見た時に、

開いているファイルが少ない=男性脳
開いているファイルが多い=女性脳

と見当をつけることができます。

買い物の仕方で判断する

スーパーやデパートなどで
買い物をする際、

男性脳タイプの人は、目標を見定めて、
それに向かって効率良く行動をするという
脳の使い方をするので、

目標の場所に行って、
目的のモノだけを買って帰りますが、

女性脳タイプの人は、目標を達成するまでの
過程を楽しむ脳の使い方をするので、

他の売り場も覗いて、
目的以外のモノも買ったりします。

ですので、買い物をする際に、

目的以外のモノは買わない=男性脳の持ち主
目的以外のモノも買う=女性脳の持ち主

と判断することができます。

話し方で判断する

男性脳タイプの人は、目的達成のために
合理的な脳の使い方をするので、

相手が話をしている最中でも
相手の欠点を躊躇なく指摘して
すぐに正そうとする傾向がありますが、

女性脳タイプの人は、
他人の体験談に「共感する能力」に
長けているので、

相手の話を最後まで
しっかりと聞く傾向があります。

ですので、

相手の話を遮って話をする=男性脳の持ち主
相手の話をよく聞く=女性脳の持ち主

と判断することができます。

「男性脳」「女性脳」に合った話し方

自分自身の脳のタイプに気づき、
相手が「男性脳」なのか「女性脳」なのかを
見分けることができれば、

相手の脳のタイプに合った
コミュニケーションの取り方をすることで
意思の疎通が図りやすくなります。

以下に、それぞれの脳のタイプに適した
コミュニケーションの取り方を
紹介しますので、参考にしてみてください。

男性脳タイプの人に適した話し方

最初に話のゴールを示す

男性脳タイプの人は、目的に向かって
意識を集中する脳の使い方をするので、
目的の無い話が苦手です。

目的が分からない話を延々と聞かされると、
その間ずっと「目的」を探そうとして
脳がクタクタに疲れてしまいます。

ですので、たとえば女性脳の妻が
仕事から帰ってきた男性脳の夫に
今日起きた出来事を話す場合は、

今日起きた出来事の内容を
いきなり話し始めるのではなく、

最初に「今日、すごく忙しかったの」と
前置きをしてから
今日の出来事を話し始めるようにすると、

「忙しかった話をするんだな」と
話のゴール(目的)が分かるので、

男性脳の夫でもストレスを感じることなく
妻の話に耳を傾けやすくなります。

男性脳タイプの人と話をする際は、
最初にゴールを示してから
話をし始めるようにすると効果的です。

名前を読んで、少し間をおいて話しかける

男性脳タイプの人は、考え事をしている時や
何かの作業に夢中になっている時、
スマホを見ている時などには、

音声の認識機能を切って、他人の話を
雑音として聞き流していることが多いです。

そのため、いきなり話しかけられても、
最初の部分は言葉として認識できませんし、

最初が聞き取れないと、
その後の話も理解することができません。

ですので、男性脳の人に話しかける時は、
まず、視界に入る場所に立って、

名前を読んで2~3秒おいてから
ゆっくりと話し始めると良いです。

そうするだけで、話を聞き流されたり、
「えっ、何?」と
聞き返されるのを減らすことができます。

相手の発言を深読みしない

男性脳タイプの人が口にする言葉は、
特に深い意味(他意)は無い場合が
ほとんどです。

男性脳タイプの人が
「なんで、こうしたの?」と聞いてきたら、

本当に「そうした理由」を聞いているだけで
「なんで、こんな変なことしたの?」という
含み表現ではありません。

女性脳タイプの人は、
とかく相手の発言を深読みしがちですが、

男性脳タイプの人が発する言葉は、
特に深い意味はありませんので、

額面通りに言葉を受け取るようにした方が
スムーズに会話ができます。

資料を読んでいる間は、黙って待つ

面談などで、相手に書類や資料を提出して、
それに目を通してもらったりすることって
ありますよね。

こういうケースでは、沈黙に耐えられなくて
相手に話しかけたりする人も多いですが、
黙って待つようにしましょう。

というのも、男性脳の人はモノタスク型で、
同時に複数のことをするのが苦手ですから、

書類や資料を読んでいる途中で
話しかけられてしまうと
読むことに集中できなくなってしまいます。

相手が女性脳の人なら問題ありませんが、
男性脳タイプの人の場合は、
読み終わるまで黙って待ちましょう。

女性脳タイプの人に適した話し方

余計なことを言わず、共感する

女性脳タイプの人と会話をする場合は、
相手の言うことに共感してあげることが
とても大切です。

たとえば、女性脳タイプの人が
上司に叱られたことを愚痴っている場合、

あなたは相手の話をよく聞いて、
「そりゃ、大変だったね」と
共感してあげればそれでOKです。

「こうすべきだったね」とか、
「向こうの言うことにも一理ある」といった
アドバイスや指摘は、

たとえそれが正しい内容であっても
言うべきではありません。

男性脳タイプの人から見ると、
共感型の女性脳タイプの人の会話は、

一見ダラダラと感情を垂れ流しているように
見えてしまいますが、
頭の中ではちゃんと答えを探しています。

ですので、余計なことは言わずに、
相手に共感するようにしましょう。

質問をして、長話を切り上げる

女性脳タイプの人は、
感情の赴くまま思いついた話をする傾向が
あります。

そのため、男性脳タイプの人から見ると、
とりとめのない話が
延々と続いているように感じられ、

「これ、何の話?」「まだ続くの?」と
うんざりした気持ちになることがあります。

もし、女性脳タイプの人が、
週末に行った人気カフェの店内の様子を
延々と話しているような場合は、

「で、何を食べたの?」などと質問して、
さも相手の話に興味があるといった体で
話を遮ると良いです。

もちろん、そうすると
相手は自分の食べたメニューについて
話し出すことになりますが、

質問を挟むことで、相手が延々と話すのを
一旦遮ることができますし、

話のテーマを明確にすることで
とりとめもない長話を短くすることに
繋がります。

質問内容ではなく、相手の気持ちに答える

男性脳タイプの人と違って、
女性脳タイプの人は「含み表現」を
よく使います。

たとえば、女性脳の妻が夫に対して
「その靴、いつ買ったの?」と聞いたら、

それは靴を購入した日時を
質問しているのではなく、

「そんな高そうな靴、
私に相談もせずに、いつ買ったの?」
責めている可能性があります。

また、夫婦喧嘩の際、女性脳タイプの人は
「あなたって、どうしてそうなの?」と
言ったりすることがありますが、

これはもちろん「どうしてそうなのか」を
説明してもらいたいわけでなく、
「ごめん」と謝ってもらいたいわけです。

このように、女性脳タイプの人が
相手に質問をする時は、

質問の内容に答えてもらいたいのではなく、
気持ち応えてもらいたいと思っていることが
多いです。

ですので、女性脳タイプの人が
質問をしてきた場合は、

質問の内容にバカ正直に答えるのではなく、
相手の質問の意図を汲んで、
気持ちに応えることが大切です。

否定から始めない

男性脳の人は、相手の欠点を正そうとする
脳の使い方をするので、

相手から何かを提案された時に、
すぐにその問題点を指摘してしまう傾向が
あります。

たとえば、恋人から
「お昼、駅前のイタリアンに行かない?」と
言われた時に、

男性脳タイプの人は、
「あそこは混んでるから、蕎麦にしよう」と
相手の提案をすぐに否定したりします。

ですが、女性脳タイプの人は
共感をとても重視しますので、

受け入れたくない提案をされた場合でも
とりあえず一旦は
共感で受け止めるようにした方が良いです。

「それもいいけど、蕎麦はどう?
このあいだ食べた天ぷらそば美味かったよ」

こんな感じで、否定から入ったりせず、
相手の意見を受け止めて共感を示してから
前向きな別の案を提案するようにした方が、

女性脳タイプの人と会話をする場合は
スムーズに事が運びやすくなります。

 

以上、「男性脳と女性脳の違い」について
お話ししてきました。

相手の脳のタイプに合わせて
円滑なコミュニケーションを図るための
ご参考にしていただければ幸いです。