伝わる声を作る3つのポイントとは?

こんにちは。コミュテラスの西垣です。
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このページでは
「伝わる声の作り方」をテーマに
お話していこうと思います。

私たちは相手と直接会わなくても
電話で声を聞くだけで、
その人の状態を察することができますよね。

怒ってイライラしているのか、
元気がなくて落ち込んでいるのか
機嫌が良いのか悪いのかなど、

声を聞いただけで分かることは
たくさんあります。

このように声は
それ自体で様々な情報を伝えています。

また、私たちは容姿に好みがあるように、
声質にも好みがあります。

声質が自分にとって心地良いかどうかで、
相手の印象が大きく変わってきたりします。

たとえば、鼻声で話す人は、
男女共に好意を抱かれにくいことが、
実験の結果から明らかになっていますし、

人によって好みの違いはありますが、
一般的に、少し高めのトーンで
ハッキリとした声で話す人は、

話の内容が相手に伝わりやすく、
好感を抱かれやすい傾向があります。

では、相手に好感を抱かれる
伝わりやすい声は
どうすれば出せるようになるのでしょうか?

どんな訓練やトレーニングをすれば
「伝わる声」を身につけることが
できるのでしょうか?

さっそく見て行きましょう。

自分の声を知る

「伝わる声」を身に付けるためには、
まず自分が普段どんな声で話をしているかを
知る必要があります。

とはいえ、自分の声って、
自分自身では客観的に聞くことが
できませんから、

相手にどんな風に届いているのか
よく分かりませんよね。

たまに録音などで自分の声を聞いたりすると、
機械が壊れているんじゃないかと思うくらい
自分が思っている声と違っていて、

気持ち悪く感じた経験をお持ちの方は
結構多いのではないでしょうか?

なぜ録音された自分の声に
このような違和感を覚えるのかというと、

私たちは普段、自分が話をする時には、
口から空気中を伝わって耳に届く
「気導音」の他に、

声を出した時に声帯の振動が頭蓋骨を通じて
耳に伝わる「骨導音」という音も
同時に聞いているため、

その2つが合わさって聞こえる声が
自分の声だと思っているからです。

つまり、生まれた時から聞いている
馴染みのある自分の声が
「気導音」+「骨導音」なのに対し、

録音された声は「気導音」のみなので、
違和感を覚えるというわけです。

したがって、周りにいる人たちに
聞こえている自分の声は、
当然「気導音」のみですから、

他人に自分の声が
どのように聞こえるかを知るには、
自分の声の「気導音」のみを
聞く必要があります。

それをするのに最も手っ取り早い方法は、
自分が喋っているところを
スマホで録画することです。

そうすれば、自分の声が
周りにどのように聞こえているかを
確認することができますし、

その時の自分の口の動きなどの表情も
同時にチェックすることができるので
一石二鳥です。

3つの項目をチェックして改善

スマホなどで
自分が話をしているところを録画したら、

次の3つの項目をチェックして、
必要に応じて改善するようにしましょう。

声の大きさ

声が小さいと、
相手に声が届かず聞き取りづらいですし、

頼りなく自信のない人という印象を
与えてしまいます。

録画を見て声が小さいなと感じたり、
普段から「えっ、何?」と
聞き返されることが多い人は、
少し声を張って話すようにしましょう。

声を張って出すには、
「腹式呼吸」で発声することです。

声を出すということは、息を吐くことです。

息を吐く時に声帯が振動し、
それによって口から声が出るのですが、

呼吸が浅いと吐く息の量が少ないため、
声が通りづらくなります。

呼吸法には、
肋骨を広げたり閉じたりすることで行う
「胸式呼吸」と、

お腹を出したり引っ込めたりすることで
横隔膜を上下させる
「腹式呼吸」がありますが、

胸式呼吸をしながら話をすると
呼吸が浅くなってしまうので、
声が通りづらくなってしまいます。

ですので、通る声を出すためには、
普段から腹式呼吸を心掛けて、
お腹から声を出すようにすると良いです。

腹式呼吸をするのは
別に難しいことではありません。

最初の内は
以下の方法で練習してみてください。

①まずお腹を凹ましながら
口からゆっくりと息を吐きだす。

②そしてお腹を膨らましながら
鼻からゆっくりと息を吸い込む。

③それを5~10回くらい繰り返す。

ポイントは、
息を吸うときの倍くらいの時間をかけて
息を吐き出すことです。

最初は意識しないとできませんが、
次第に自然にできるようになりますので、
毎日少しずつ練習してみてください。

声のトーン

声のトーンは、
人によって好みがありますが、

一般的に低い声は
相手に対して素っ気なく無関心な印象を
与えてしまいます。

さらに、低すぎる声は
相手に威圧感を与えてしまうため、

やや高めの声の方が
好印象を与えるとされています。

電話がかかってきた時に、
普段より1トーン高い声で出る人が多いのは
このためです。

とはいえ、声が高すぎると、
焦っていたり、緊張している印象を
相手に与えてしまうので、注意が必要です。

このあたりは、録画の音声を聞いて、
自分の声が適度に高さになっているかを
チェックすると良いでしょう。

自分が話している録画を見て、
自分の声が低すぎる、
あるいは高すぎると感じた場合は、

「ソ」の音を意識して
言葉を発してみてください。

「ソ」の音階は、
明るくハキハキとした印象を
相手に与えることができます。

練習の仕方としては、
「ド・レ・ミ・ファ・ソ…」と
低い音階から順に声に出していって、

「ソ」の音に合わせて
「おはようございます」などと
言葉を発するようにすると良いです。

音感に自信のない方は、
家にピアノなどの楽器があれば、
実際に音を出して確認すると良いですし、

楽器を持っていなければ
スマホでも確認することができます。

このようにして
「ソ」のトーンで言葉を発するようにすると

相手に明るく、はつらつとした印象を
与えることができます。

尚、発声とは、吐く息を
声帯に響かせて音を発することですが、

この時に鼻腔や口腔、額や顎など
頭部の様々な個所に吐く息を振動させて
共鳴させています。

この共鳴させる場所によって、
出てくる声のトーンも変わってきます。

たとえば、額に共鳴させると高い声になり、
顎に共鳴させると低い声になりますが、

最も相手に伝わりやすいのは
鼻の奥の方、
つまり鼻腔を共鳴させる声です。

とはいえ、
「鼻腔を共鳴させる」と言われても、
何だかよく分かりませんよね。

そういう方は、
以下の方法でチェックしてみてください。

まず、人差し指と中指をくっつけて、
その2本の指を鼻の頭に軽く乗せます。

そして、口を閉じたまま
「ん~」と鼻歌を歌います。

いろんな高さの音を試しながら、
鼻の頭に乗せた指に振動が感じる高さを
探します。

この鼻の頭に乗せた指に
細かく振動を感じるのが
鼻腔が共鳴している状態で、

人に一番伝わりやすく、
聞き取りやすい音の高さになります。

発音・滑舌

発音や滑舌が悪いと、
相手はこちらの言っていることが
ところどころ聞き取れず、

聞き取れない言葉を
「勘」で補いながら話を聞いたり、
イチイチ聞き返したりするので、

こちらの伝えたいことが
相手になかなか伝わりません。

こうなってしまうと、
自分自身も相手も会話を続けるのが
億劫になってしまいますので、

自分が喋っている録画を見て、
発音や滑舌が悪いなと感じたり、

人からよく聞き返されたり
滑舌が悪いと言われたことがある人は
改善した方が良いです。

滑舌とは、文字通り
「舌が滑らかに回る」ことを意味しますが、

発音や滑舌を良くするには
舌の筋肉を鍛えて、
動きを良くする必要があります。

まず最初に確認したいのは、
口を閉じている時の舌の位置です。

口を閉じて黙っている時、
あなたの舌はどこにありますでしょうか?

上顎の中に収まっている人は良いのですが、
下顎に舌が落ちてしまっている人は、
舌の筋肉が弱っている証拠です。

それは「低位舌」という呼ばれる状態で、
舌足らずな話し方をする人に
よく見られます。

低位舌を改善するには
「べろはたから(ベロは宝)体操」を
すると良いです。

これは「べ・ろ・は・た・か・ら」と
ゆっくり口に出して発音することで
舌の筋肉を鍛える体操です。

1日20回ほどすることで、
舌の位置が改善されていきます。

NHKの「ためしてガッテン」でも
紹介されていた体操ですので、
試してみてはいかがでしょうか?

そして、発音・滑舌を改善する
トレーニング方法としては、

「パタカラ体操」と
「あいうえおあお発声法」がおすすめです。

パタカラ体操は、鏡を見ながら
「パパパパパ」「タタタタタ」
「カカカカカ」「ラララララ」と
一文字5回ずつ、5回繰り返し発声します。

ポイントは、口を大きく開けて、
舌の動きを見ながら発声することです。

このパタカラ体操は、
食べ物を飲み込む力が低下したお年寄りが
嚥下機能を回復するための訓練として
老人ホームなどでよく行われる体操ですが、

発音をハッキリさせる訓練としても
効果的ですので、ぜひ試してみてください。

「あいうえおあお発声法」は、
以下の文字を発声することで
滑舌を良くするトレーニング法です。

あえいうえおあお
かけきくけこかこ
させしすせそさそ
たてちつてとたと
なねにぬねのなの
はへひふへほはも
まめみむめもまも
やえいゆえよやよ
られりるれろらろ
わえいうえをわを

ポイントは、一行をリズミカルに
一息に発声することです。

上手くできるようになったら、
あ行からわ行まで一気に発声しましょう。

その際は、お腹から
しっかり声を出すようにすると効果的です。

以上が「伝わる声の作り方」になります。

上記でご紹介したトレーニング法で
声の大きさ、トーン、発音・滑舌を改善し、

ぜひ相手に好感を抱かれる
伝わりやすい声を身に付けていただければ
幸いです。