幸福感を感じるにはどんなことをすれば良いか?

こんにちは。コミュテラスの西垣です。

この記事を書いている西垣の略歴
  • 大手・中小・外資系企業で人事歴20年
  • 5つのコミュニケーション資格を所持
  • 現在はコーチ・コンサルタント業に従事

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このページでは
「幸福感」をテーマに
お話ししていこうと思います。

人間誰しも幸せになりたいですよね。

幸せになるために、

受験勉強をしたり、仕事に打ち込んだり、
ダイエットをしたり、婚活に励んだりと、

いろいろと努力して
頑張ったりすると思います。

けれども、
仮にそうした頑張りが運良く実を結んで
良い結果が出たとしても

それで必ずしも
幸せを感じられるとは限らないのが
難しいところだったりします。

では、人はどういう時に
幸福感を感じるのでしょうか?

また、幸せを感じるには
どんなことをすれば良いのでしょうか?

一緒に見ていきましょう。

幸福とは何か?

まず、そもそもの話として
「幸福」とは一体何なのでしょうか?

広辞苑で調べてみますと、

心が満ち足りていること。また、そのさま。

と説明されています。

何だか今一つピンと来ませんね(^^;)

そこで、
英語ではどうなのか調べてみました。

一般に「幸福」は英語で
「Happiness(ハピネス)」と訳されますが、

最近の海外における幸福学の論文や
WHOなどの国際的な機関では

幸福を表す言葉として
「Well-being(ウェルビーイング)」
という言葉が好んで使われるそうです。

この2つの英単語の主な違いは、

「Happiness」が
一時的で一面的な幸せを
意味するのに対し、

「Well-being」は
持続的で多面的な幸せを
意味している点にあります。

つまり、現代社会で「幸福」とは、

たとえば宝くじに当たるような
突発的な出来事によって
瞬間的に嬉しい気持ちになることではなく、

身体的、精神的、社会的に良好で
その状態が安定的に継続することと
されています。

人はどんな時に幸福感を感じるか?

では、人はどんな時に
幸福感を感じるのでしょうか?

「幸せはお金で買える」と言う人は
意外と多いですが、

お金をたくさん持っていれば
幸せを感じられるのでしょうか?

国連が2020年3月に発表した
世界幸福度ランキング調査によると
日本は153ヶ国中62位でした。

日本の経済力は調査対象国の中でも
上位に位置しているにも関わらず、

そのわりには
日本国民が感じている幸福感は
あまり高くないという結果が出ています。

また、ある別の調査では、

アメリカの大富豪と
タンザニアの遊牧民の幸福度は
大して違わなかった

という意外なデータもあるそうです。

つまり、お金などの経済的な財産は
私たちが感じる幸福感に
大きな影響を与えているように見えて、

実は、それほど大きな要素では
無かったりするのです。

もちろんお金は無いよりは
あった方が良いに決まっていますが、

人が幸福感を感じる上で
お金よりもっと重要なものがあります。

それは「人間関係」です。

他人の目が気になるのはなぜ?
詳しく説明していますが、

ヒトは狩猟採集をしていた時代から
集団を形って生活を営んできた
社会的動物です。

そのため、私たち人間は
社会集団から疎外・隔絶されることに
本能的に恐怖心を抱き、

集団の中で良好な人間関係を築いて
居心地の良い環境を手に入れることに
幸福感を感じるようになっているのです。

幸福感を感じるにはどうしたら良いか?

このように
人は良好な人間関係を築くことに
幸せを感じるわけですが、

幸福感を感じるのに最も良い方法は
「人を助けること」です。

「そんな綺麗事を言われても…」と
思われるかもしれませんが、

実際、人間は困っている人を助けると
自分の人生に意味や価値を見出し、

自己評価を高めて
肯定的な気分を獲得することができると
言われています。

たしかに、街に出ると
迷っている人に道を教えてあげたり、
お年寄りに電車の席を譲ったり、
ドアを開けていてあげたりと

困っている人に親切にしている人を
よく見かけます。

一見何の得にもならない人助けを
どうしてこれだけ多くの方が
生活のいたる場面でしているかというと

実は、他人を助けることで
助けた人自身が幸せを感じるからです。

このことは科学的にも証明されていて、
他人に優しくしたり、
感謝されるような行動をすると

その人の脳内に
オキシトシンやエンドルフィンなどの
「幸せホルモン」が分泌されて
幸福感を感じるようになっているそうです。

ですので、人を助けることは
困っている人の役に立つのと同時に、

自分自身の気持ちも幸せにしてくれる
行動なのです。

幸せホルモンを増やす方法

「幸せホルモン」の話が出たので、
最後に脳内物質の観点から
少しお話をさせていただきます。

幸せホルモンとは
脳内に分泌される脳内物質の一種で、

人間が感じる幸福感に
大きな影響を与えています。

幸せホルモンには、先ほど挙げた
オキシトシンやエンドルフィンの他に
ドーパミンやセロトニンがあり、

これらの脳内物質の分泌量が減ると
幸福感を感じにくくなってしまいます。

ですので、幸福感を感じるには
脳内に幸せホルモンを増やすことが
効果的です。

そのためには、
「他人を助けること」に加えて

日頃から以下の3つのことを心がけて
生活されることをおすすめします。

朝日を浴びる

朝、太陽の光を浴びると
オキシトシンやセロトニンの分泌が
促されます。

大豆食品を食べる

豆腐などの大豆食品には、
ドーパミンの原料となるチロシンや
セロトニンの原料となるトリプトファンが
多く含まれています。

有酸素運動をする

ジョギングやサイクリングなど、
一定のリズムで行う有酸素運動をすると
すべての幸せホルモンの分泌が促されます。

 

以上、幸福感について
いろいろとお話ししてきました。

心身ともに健康で
幸せな気分で生活するための
ご参考になれば幸いです。