こんにちは。人事歴20年の心理カウンセラー、あおいです。
あなたの職場にも「この人、イヤだなぁ」「なんか苦手なんだよな」という人って、きっと一人や二人いますよね。
何かと突っかかってくる同僚、仕事を押し付けてくる先輩、すぐカッとなって怒る上司……。
こうした嫌な人が職場にいると、毎日がストレスで会社に行くのがイヤになりますし、休みの日まで憂鬱な気分になってしまう方も多いと思います。
そこで今回は、職場の「嫌な人」との上手な付き合い方や、あなたの抱えるストレスを激減させる「4つの具体的な対処法」について分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、嫌な人が近寄って来なくなる具体的なアクションが分かり、毎日の出社ストレスが驚くほどスッと消えてなくなりますよ。
※本記事の内容はYouTube動画でも解説しています。
音声で学びたい方は動画を、テキストで読みたい方はそのまま下へスクロールしてください。
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はじめに:職場に「嫌な人」がいるのは当たり前?
職場に嫌な人がいて人間関係がうまくいかないと、「どうしてこんな会社に入っちゃったんだろう」と嘆きたくなりますよね。
ですが、あなたの職場に嫌な人がいるのは、あなたが会社選びを間違えてしまったからでも、たまたま運が悪かったからでもありません。
実は、職場に嫌な人がいるのは当たり前なんです。
アメリカの心理学者カール・ロジャーズによると、人間関係には「2:7:1の法則」というものがあります。
10人の人がいたら、そのうち2人は何をしても自分を好きでいてくれる「気が合う人」、7人は「気が合うとも合わないともいえない人」、そして残りの1人は、何をしても自分を嫌ってくる「気が合わない人」になるそうです。
4000年前から伝わるユダヤ教にも似た教えがあり、人間同士の相性というものは、どの時代・どの文化でも大体こうした割合になります。
つまり、職場に10人以上の人間がいれば、いくらあなたが素晴らしい人だとしても、気が合わない人がいるのは当然のことなのです。
職場の人間関係に悩みがちな人は、人から嫌われることを極度に恐れる傾向がありますが、気が合わない人がいるのはあなただけではありません。
そもそも職場は仕事をしに行く場であり、皆と仲良くしに行く場所ではありません。「仕事に支障がなければ、それでOK!」という割り切ったスタンスで、被害を最小限にすることを心がけましょう。
職場の「嫌な人」への上手な接し方・4つの対処法
それでは具体的に、職場の嫌な人に対してどのように接したら良いのか、4つの対処法を紹介します。
①「キレる、怒鳴る、やり返す」は絶対にNG!
日頃から面倒な仕事を押し付けられたり、嫌味を言われたりして溜まっていたストレスを、ある時一気に爆発させてしまうパターンです。
実は、普段穏やかそうな「いい人」ほどやってしまいがちなので注意してください。
感情的に怒りを相手にぶつけると一時的にストレスは発散できますが、その後の関係が険悪になり、毎日気まずい思いをして一層ストレスを抱えることになります。
会社のようなビジネスの場では、感情的になって怒る人は理性的でないとみなされ、周りからの評価を著しく損ないます。
特に最近はハラスメントに対して敏感な企業が増えているため、もし相手が泣いてしまったりしたら、いくら原因が相手にあってもあなたが完全に「悪者」になってしまいます。
自分の身を守るためにも、職場でキレたり怒鳴ったりするのは絶対にやめましょう。
②「嫌な人」を変えようとしない
私たちは嫌な人がいると、「あの悪い癖、直してくれないかな」などと相手に変わってほしいと思いがちです。
しかし、精神科医エリック・バーンの「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉の通り、他人の行動や性格を変えるのは非常に困難です。
人は大抵「自分のことをおかしい」とは思っていないので、相手に変わってほしいと伝えても反発されるだけで、余計に関係がこじれます。
長年人事部で社員同士のトラブルを見てきましたが、当事者同士が話し合って上手くいったケースを見たことがありません。
少なくとも職場では、「話せば分かる」は幻想です。いくら相手の行動がおかしいと思っても、変えさせようとするのはやめましょう。
③ 相手の言動にイチイチ反応せず、スルーする
嫌な人のことで悩む人は、相手の言動を真に受けてすぐに反応してしまう傾向があります。
これからは、嫌なことを言われてもすぐに反応せず、「この人の言ってることは本当に正しいのかな?」と、いったん自分の頭で考えてみる癖をつけましょう。
嫌味や悪口を言ってくる人は、たいてい自分に自信がなく、不安や劣等感を抱えています。
他人を貶めることで自分の方が上だと安心したいか、あなたの実力や明るさに嫉妬している場合がほとんどです。
「あぁ、この人、不安なんだな。大変だな」と思えば、さほど腹も立たず軽く受け流せるのではないでしょうか?
状況を客観的に考える癖をつければ、相手の嫌な言動もスルーできるようになり、ストレスを感じることも少なくなります。
④「嫌な人」とは物理的・心理的な距離をとる
毎日のように嫌味を言われたり、怒鳴られたりする場合は、スルーするだけでは対処しきれません 。
そうした時は、嫌な相手とは適切な距離をとる(近づかない)のが正解です。
職場の人間関係に悩む方は優しい「いい人」が多いので、相手から不当に扱われても「もっと私から歩み寄って…」と近づこうとしてしまいますが、それは相手を図に乗らせるだけです。
仕事さえきちんとできていれば、無理に仲良くする必要はありません。
- 物理的な距離をとる:キレている人とは半歩後ろに下がるなどして距離をとり、「急ぎの仕事があるので」と口実をつけてその場を離れる。
- 心理的な距離をとる:馴れ馴れしい人との間には書類やカバンを置く。パソコンを見ながら視線を合わせずに話す。
このように「話しかけづらいな」と感じさせる態度で接していると、次第に相手も近寄って来なくなります。無茶振りや面倒な仕事の押し付けも減り、普通に断れるようになりますよ。
一人で抱え込むのは危険!早めに相談を
嫌いな相手が上司の場合、「自分の評価が下がりそうで距離を置けない」と我慢してしまう人はとても多いです。
ですが、そうした生活を我慢して続けていると、うつ病や適応障害を引き起こすことがあります。
一度そうした病気になってしまうと、職場復帰までにかなりの時間がかかりますし、復帰できずに退職してしまう人も少なくありません。私は人事として、先の見えない不安を感じて辛い思いをされるご本人やご家族を何人も見てきました。
不眠が続いたり、出社しようとすると頭痛や腹痛が現れたりした場合は、絶対に一人で悩みを抱え込まず、会社の人事部や上司の上司など、信頼できる人に早めに相談するようにしてください。
まとめ
今回は、職場の「嫌な人」との接し方として以下の4つの対処法を紹介しました。
- 「キレる、怒鳴る、やり返す」は絶対にNG!
- 「嫌な人」を変えようとしない
- 「嫌な人」の言動にイチイチ反応せず、スルーする
- 「嫌な人」とは距離をとる
職場に嫌な人がいるのはみんな同じですので、あまり気に病んだりせず、被害を最小限にすることを考えて行動することが大切です。
これらは被害を最小限にするのに役立つ方法ですので、ぜひ参考にしてくださいね。


